飾り棚とカップボード

埼玉県所沢市にお住いの小島さまのお宅へ、キッチンバックキャビネットと飾り棚を製作いたしました。

小島さまは、ホームページから直接お問い合わせをいただきました。

住み始めてから時間は経っているけど、理想とするキッチンバックキャビネットが見つからないというお悩みをお持ちでした。

ほかの家具屋さんや店舗にも相談したけど、オーダー家具というより組み合わせのカスタムオーダーで、なかなか理想が叶わないとのことでした。

202112月の中旬にお子さんが生まれるということで、11月中に製作・取付が終わるように打ち合わせを進めました。

まずは作りたいイメージ写真を見せていただき、材質や仕上げ方法などを確認。白と木で構成されたキャビネットをご希望でしたので、再塗装でリペアが可能な塗装仕上げをご提案。天板も同様にタモ集成材のウレタン塗装で仕上げました。

ゴミ箱スペースの広さをどうするか、収納の中にはどんなものを入れるか、金物の材質やデザインはどうするか、飾り棚の間隔をどのくらいあけるかなど、時間をかけて細かくすり合わせを行いました。

奥さんが一番こだわりを持っていたのは飾り棚。

ブラケットを目立たせたくないとのことでしたので、正面から目立たないブラケットをご提案。丸棒に板が乗っているようなミニマルなデザインがすごく素敵です。

収納ボックスの前板はかまち組で製作。汚れてしまったり、こどもが落書きしてしまっても再塗装で戻せるように塗装仕上げで製作しました。

引出しの中に、ホットプレートを収納できるインナー引き出しを作ったのもこだわりポイントの一つです。

「なかなか迷う性格だけど、専門的な提案をしてくれたのが良かった」と奥様は喜んでくださいました。

家具を納品して数日後、

「つい先程、娘が元気に産声を上げました。」

と旦那さんから嬉しいご連絡を頂き、とても温かい気持ちになりました。

作って売って終わりではなく、必要に応じて気軽に相談できる長期的な関係性をつくっていきたいと、改めて思いました。

新しい生活に、豊かな時間が流れることを祈っております。

ブログに戻る